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2016年10月1日土曜日

レザークラフターの事務作業 実践編3

おはようございます!大阪でレザークラフトをやってますBeans Studioのまめちげです。

今回もレザークラフトをやってるけどもイベントやネット等で販売していてそろそろ帳簿もつけないといけないなぁ申告もしないといけないなぁって思ってる人向けの記事です。

今週第五回目なんですが具体的にどう言う支払いがどういう費用になるかについて書いていきたいと思います。

ちなみに過去の記事はこちらです。
基礎編1
基礎編2  
実践編1
実践編2

はい、では早速行きます~
前回は仕訳の仕方と仕訳後の貸借対照表や損益計算書にはどんな感じで表示されるのかを書きました。それで実際に今週はどう言う物が経費になるかを仕訳をしながら説明していきます。

まず革を仕入れるのは当然経費です。

仕入 ○○円 /現金 ○○円

ちなみに問屋や小売店で直接革を仕入れた場合は上記になります。
でも、通販で買った場合って送料(運賃)がかかりますよね?それは仕入に含めます。詳しい説明はちょっとややこしいのでしませんが簡単に言うと仕入にかかる費用と言うことで運賃は仕入れに含めると覚えておいて間違いないです。
でも、通販で買って振り込む場合の振込手数料は仕入れには含めません。これは仕入直接にかかる費用ではないからです。うーんちょっとややこしいですね(笑)

なので通販で革を20,000円で買って送料864円振込料216円普通預金で振り込んだとします。
仕入    20,864円 / 普通預金 21,080円
支払手数料 216円 /

逆にお客さんに作品を売ったときに送料を頂くと思うんですがそれは売上に入れてください。
普通預金 ○○円 / 売上 ○○円(送料込)

となります。
以下、経費になりそうなものを適当にピックアップします。

・レザクラの本を買った→書籍代
・ホック、ゴムのり、金具等を買った→消耗材料(製造原価の科目:注1) もしくは消耗品費(製造原価を計算しない場合)
・技術向上のため教室やワークショップに参加した→講習費等
・遠隔地へ革に関する展示会や講習等へ行ったときの旅費、駐車費用→旅費交通費
・イベント時出店費用→販売促進費、支払手数料等
・イベント時の昼食代→経費にならないので「店主(貸)勘定又は事業主貸」と言う勘定科目を使います。
・ホームページ作成代金、サーバー費用等→広告宣伝費
・インターネットの費用→通信費(直接事業と関係ない用途として使ってる場合は厳密にはその割合を計算して事業用にしてる部分だけを費用とする)
・50万のミシンを買った→一括で費用にはなりません。減価償却費と言っていったん資産勘定で計上して毎年期末に認められてる分だけ徐々に経費にしていく方法をとらないといけません。
・革友達と食事→交際費
・スマホ通信料→事業に関する分を個人使用分との割合を計算して事業用の分だけを費用に計上

結構、事業用と自己使用の分との割合を計算しなければいけないことが多々出てきたりします。

注1:製造原価は工業簿記と言ってちょっと難しい簿記の知識が必要になるんで説明はここではしませんが本来なら僕らみたいな製造から販売をすべてやる人はこの工業簿記の知識も必要になってきます。

う~ん、、、経費はまだまだあると思うんだけどなかなか思い浮かばない(笑)
こんなの経費になるの~?とかわからないことあればメールください。僕でわかる範囲はお答えします。
あと間違い等あるかもしれませんので自己責任でよろしくお願いします(>_<)僕でもややこしくてわからないことあれば税務署に聞けば親切に教えてくれるはずです(笑)

こんな感じでクラフターの事務作業を5回に渡ってやってきましたがやはり難しいですかね?でも、慣れるとそうでもないので色々慣れるまでは難しいかもしれませんがコツコツチャレンジしてください!これで一旦終了とさせていただきます。また、時期によって必要な場合等が出てきたら不定期で更新すると思います。

あ、普通のブログは更新するのでこれからもよろしくです~

まめちげ

今日のブログについての質問等は→こちら からお願いします。

2016年9月24日土曜日

レザークラフターの事務作業 実践編2

おはようございます!大阪でレザークラフトをやってますBeans Studioのまめちげです。

今回もレザークラフトをやってるけどもイベントやネット等で販売していてそろそろ帳簿もつけないといけないなぁ申告もしないといけないなぁって思ってる人向けの記事です。

先週はイベントの為更新できませんでした~すみません。今週はきっちり更新したいと思いますのでよろしくお願いいたします。

では第四回目はいよいよ具体的な仕訳と経費項目について書いていきたいと思います。

ちなみに過去の記事はこちらです。
基礎編1
基礎編2  
実践編1

では、始めます。
まず前回もお話ししましたが仕訳にはルールがあって日々の取引を「借方」「貸方」  に分けて振替伝票に書いていきます。伝票も振替伝票や出金伝票、入金伝票がありますけど「振替伝票」一つでまぁ事足ります。

それで借方には貸借対照表(今現在の資産状況を示す表)の資産科目(現金、預金、車両運搬具等)損益計算書(○月○日~○月○日までの期間の経営状況) の費用科目、純利益(仕入、旅費、光熱費等、当期純利益)が残高として残ります。

そして貸方には貸借対照表の負債科目(未払金、借入金、預り金等)と資産科目(会社だと資本金。個人だと元入金、出資金等)と損益計算書の収益科目(売上、雑収入等)が残高として残ります。
試算表


具体的に仕訳して考えてみますね。

貸借対照表 損益計算書
例)9/24イベントで30,000円現金で売り上げた。


仕訳
現金 30,000円 /売上 30,000円

例)9/24革を通販で20,000円買った。支払いは現金でATMから支払った。振込料は216円かかった。

仕訳

仕入    20,000円/現金 20,000円
振込手数料 216円/現金   216円

二つの例ですべての仕訳をまとめると下記になります。
現金     9,784円/売上 30,000円
仕入    20,000円/
振込手数料 216円/
合計    30,000円     30,000円

借方貸方ともに30,000円となります。仕訳は必ず貸借合計が一致しないとダメと言うルールがあってきちんと仕訳できていれば必ず一致します。
そしてこの仕訳を貸借対照表と損益計算書に転記したら

現金は貸借対照表の借方に9,784円

仕入は損益計算書の借方に20,000円
振込手数料は損益計算書の借方に216円

売上は損益計算書の貸方へ30,000円
とそれぞれ表されます。

そして貸借対照表を見ると借方に現金9,784円残高があるので今現在の資産は現金9,784円あるんだなって言うのがわかりますし損益計算書を見ると収益が売上30,000円費用が仕入と手数料足して20,216円あるので差引き現在の純利益が30,000円-20,216円で9,784円の利益だということがわかります。

これが仕訳と言うもので簿記の考え方です。
とりあえず長くなりそうなので費用の種類については次回にしたいと思います。

ありがとうございました。


まめちげ

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2016年9月10日土曜日

レザークラフターの事務作業 実践編1

おはようございます!大阪でレザークラフトをやってますBeans Studioのまめちげです。

今回もレザークラフトをやってるけどもイベントやネット等で販売していてそろそろ帳簿もつけないといけないなぁ申告もしないといけないなぁって思ってる人向けの記事です。

第三回目はいよいよ実践編に入りたいと思います。

ちなみに基礎編の一回目二回目はこちらです。
基礎編1
基礎編2


では、さっそく始めたいと思います。

まず、最初に必ずつけておきたい(つけておかなければいけない)帳簿についてです。
帳簿って色々あるんですが絶対に必要な帳簿は「現金」の動きを書いておく帳簿「現金出納帳(現金元帳)」です。 これは日々の現金の出入りを記録した帳簿でこれを付けていないと現金取引したもので領収書や収入の明細がない場合にこれらが売り上げや経費から抜け落ちてしまうために必ずつけておかないといけません。特に青色申告の10万控除をする人は必須です。雑所得で申告する人でも忘備録としてつけていても良いと思います。すべて領収書とかあるならたぶん大丈夫だと思いますが領収書でも何を買ったかわからない領収書にはわかるようにメモしておいた方が良いでしょう。

次にネットで物品の売り買いをしているなら通帳にそれらの記録が記されてると思いますので通帳に何を買ったのかどういう入金なのかをメモるかきっちりしたい人は預金元帳を付けておけばいいです。

具体的には何月何日どこでどう言うものを買ってどこから支払ったかを記入していきます。

この二点で一応申告に漏れなく収入も支出も計上できると思います。
でも、これらを手書きまたは、表計算ソフト等でつけるのは非常にめんどうです(笑)
なのでどんなに安いのでも良いので会計ソフトを導入してください。これが一番手っ取り早いです。
会計ソフトを導入するとその会計ソフトの入力の仕方にもよるんですけど「仕訳」と言う方法によって記録すればあとは自動で必要な帳簿を作成してくれるからです。会計ソフトも色々あって無料で使えるものもあるみたいなので探してみてください。

では、仕訳とはどういうものか?を説明していきますね。

例えばイベントで1000円のものをお客さんが現金で買ってくれたとします。
そうするとここで重要なのはもちろん1000円現金が増えて売上が計上されたということです。
これを仕訳すると下記になります。

現金 1,000 /売上 1,000

これが1000円の現金が手に入ったと同時に売上が1000円計上されたとする「仕訳」になります。

次に革を革屋さんに直接買いに行って25,000円現金を支払って買ったとします。
この時の仕分けは

仕入 25,000/現金 25,000

となります。

ところで個人でも会社でも同じなんですがその経営成績や財政状態資産状況をあらわす表に「貸借対照表」と「損益計算書」と言う表があります。貸借対照表は主に財政状態や資産状況をあらわす表で損益計算書は会社の経営成績をあらわすものです。経営成績と言うことは売り上げがいくらあって経費がいくらあって差引利益がいくらあってと言う様ないくら儲かってるのかを知る表ですね。
一方、貸借対照表はいくら現金や預金がいくら残っていて設備はどれだけあって~とかを知る表です。青色10万控除や雑所得で申告する人は貸借対照表まで必要ないんですけど65万控除を受ける人は必要になってきます。
ちなみに雑所得で申告する人は損益計算書もいらないのですが正直、利益を計算するには必要な表なので覚えておいた方が良いと思います。

この貸借対照表や損益計算書も上記の仕分けを会計ソフトに入力するだけで自動的に作成してくれます。ですので仕訳さえできれば青色申告の65万の控除を受けられる可能性が高いということです。

次にこれは覚えても覚えなくてもどっちでもいいんですけどとりあえず書いておきます(笑)
仕訳には「借方」「貸方」って言う言葉があって借方は仕訳の左側に来ることを借方と言います。
貸方は仕訳の右に来ることを言います。
最初の例で言と借方現金1000円貸方売上1000円と言うと左に現金右に売上が計上されたんだなってなれるとすぐに出てきます。

で、これもどっちでも良いんですけど簿記を理解するうえで重要なので書いておきます。

貸借対照表
資産(現金、預金)の残高は借方に記録されます。
負債や資本(借入金、元入金(法人で言う資本金))は貸方に記録されます。

損益計算書
収入(売上)は貸方に記録されます
経費は借方に記録されます。

これはルールですので暗記です(笑)
これで行くと現金や預金は貸借対照表上でしか計上されませんし売り上げや経費は損益計算書上でしか計上されません。それぞれ表の目的が違うのでこうなってます。

では、次からいよいよ実際の仕訳ですがまた長くなるかもですので今日の所はこの辺で。

今日のおさらいです。

・ 現金の動きは証明できない場合もあるので出来れば(青色申告は必ず)帳簿を付けること。

・仕訳とは?

・貸借対照表と損益計算書の意味

・貸借対照表と損益計算書のルール 

今日はこんなところです。また次の土曜日お会いしましょう~(笑)


まめちげ

今日のブログについての質問等は→こちら からお願いします。

2016年9月3日土曜日

レザークラフターの事務作業 基礎編2

おはようございます、大阪南部は泉州地域でレザークラフトをやっていますBeans Studioのまめちげです。

今日もレザークラフトを趣味でやってるけどもイベントやネット等で販売していてそろそろ帳簿もつけないといけないなぁ申告もしないといけないなぁって思ってる人向けの記事です。

第二回目なんですが個人の確定申告について書いてみようと思ってます。

ちなみに一回目はこちらです。
基礎編1


では二回目の基礎編2を早速ですが書いてみたいと思います。結構長文になると思うのでしっかりついてきてくださいね(笑)


個人の確定申告をしないといけない人の中で事業所得として申告をする場合、色々手続きをしないといけません。


また、事業所得として認められない場合もあります。そういう場合は雑所得での申告になります。他に仕事してなくて革一本でご飯を食べてる方は当然個人事業主として事業所得で申告すればいいと思うんですけど副業の方はどれくらい副業の方に力入れてるかによって雑所得か事業所得かに分かれます。要は趣味程度だと雑所得になってしまうと言うことですね。でも、この辺は明確に線引きされてないんですよ。なので帳簿とか苦にならないならとりあえず出してみても良いかもですね。
明らかに趣味で全然収入安定してないのはダメだと思いますが(;^ω^)


雑所得の場合は特に開業届だのなんだのって言う手続きはしなくて良くてとりあえず税務署で申告書の用紙Aをもらってきて該当する所に記入するだけです。細かく説明すると長くなるのでまた確定申告の時期に覚えてたら説明します(笑)詳しくは税務署か僕に直接メールしてください。

雑所得の場合は帳簿と言うものは必要ないんですけどそれでも計算するにあたって有った方が何かと便利ですし後でもし税務署から聞かれてもすぐに答えられると思います。領収書やレシートはすべて保管しておいてください。それらがない物はきっちりメモを付けておきましょう。振込等で支払った場合は振込通帳が領収書代わりになります。


そして次に副業もしくは本業で事業所得として確定申告をする場合でまず何をするかと言うのを説明していきます。


1.税務署に事業開始届出書を提出する。(事業を開始した日から一か月以内に提出)
2税務署に所得税の青色申告承認申請書を提出する。(新たに事業を始めた人は事業開始の日から二か月以内事業開始届とセットで出せばいいです。)



とりあえずはこの二つを出せば良いです。もし、身内に仕事を手伝ってもらってその身内に給与を払う場合は青色事業専従者給与に関する届け出を出さないと身内に支払う給与は給与と見なされないので注意してください。ちなみに専従者給与を取るとその人は扶養控除や配偶者控除を受けることができませんのでご注意ください。届け出を出していても実際にその年は給与を払えなかった場合は扶養控除も配偶者控除も受けられます。

ちょっとややこしくなってきましたね(;'∀')

とりあえず身内に手伝ってもらっても給与払う余裕のないうちは気にしなくて良いです(;^_^A

あとは売り上げが1,000万円超える場合は消費税の届け出や消費税の計算方法の選択等の届け出も必要です。でもとりあず今はその説明しません(笑)

ですのでまずは最初に説明した1と2(2は任意ですが)を提出してください。



事業者には青色事業者と青色以外の事業者(白色)がいまして青色はもちろん青色申請の届け出を出した人で白色は出してない人です。では何故青色申請を出したほうが良いのかですがはっきり言ってそのほうがメリットが多いからです。

主なメリットは下記になります。

青色特別控除10万円もしくは65万円(お金が出て行かなくてもこれだけ経費になる)→白色は控除なし
青色専従者給与の経費算入→白色は専従者控除という項目がある
損失の繰り越し3年間→白色は繰り越し出来ない
30万円未満の資産は一括で経費にできる→白色は10万円未満のものしか一括経費にできない。
他にもあるんですけどとりあえず関係しそうなところをピックアップしました。

副業として趣味程度でやってる場合に事業所得として申告出来ないのはこういう特典を受けさせないためにあります。

青色申告は簿記の知識が多少必要になってくるんですけど10万円の控除で良いならそれほど難しくありません。でも控除額が10万と65万だと所得税で考えると一番低い所得税率の5%でも5,000円と32,500円の差額の27,500円も変わってくるんですよ。出来ればきっちり帳簿つけたいところですね・・・

あと会社に内緒で副業してると例えば会社で住民税を給与から天引きしてると副業してることがバレる場合があります。それは住民税の計算は副業分の収入もプラスして計算して会社に知らせてくるからです。でも、副業が給与でない場合に限ってばれない方法があります。申告書には第一表と第二表と言うのがあって第二表の下の方に「住民税に関する事項」と言う欄があってそこに「給与年金にかかる所得以外の所得についての住民税の徴収方法の選択」って言う欄があるので自分で納付って言うところにチェック入れれば会社には通知が行かないのでわからない仕組みになってます。

全然わからない人にはすごく濃い内容になってしまったかもしれませんね(;^ω^)

そんな感じで第二回は確定申告についていろいろと説明してきましたがどうでしょうか?
もう頭こんがらがってませんか?(笑)
ちょっとまとめておきます。

確定申告をする人で安定した収入があって事業所得として申告する場合は税務署に事業開始届を出さないといけない。

開始届を出すなら一緒に青色申請も出した方が良いと言うこと。

青色申告には様々な特典がある。

でも、趣味程度では事業として認められない場合もあるのでその場合は雑所得で申告。

会社に副業がばれない方法もある。

こんな感じでしょうか?
ちなみに白色の帳簿の付け方と青色の10万控除の帳簿の付け方はそれほど変わらないと思います。

65万円控除の方はちょっと勉強しないといけないかもですが安い会計ソフトとか買えば自分でもちゃんとできるかと思います。

では、次回は最低限付けるべき帳簿と実際にどういうのが経費でどういうのが経費じゃないかについて書きます。

読んでくれてありがとうございます(^◇^)ノシ


まめちげ

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2016年8月27日土曜日

レザークラフターの事務作業 基礎編1

おはようございます、大阪南部は泉州地域でレザークラフトをやっていますBeans Studioのまめちげです。

今日は、レザークラフトを趣味でやってるけどもイベントやネット等で販売していてそろそろ帳簿もつけないといけないなぁって思ってる人向けの記事です。

第一回目の記事は副業をやってる人で確定申告しないといけない人についてと所得とは何か?経費とは何か?を中心に書いていきます。

僕は本業で事務員をやってまして会社の申告とか自分の確定申告も僕自身がやってます。
それでレザークラフトやってる人でも将来的にそれでご飯を食べていきたいと思ってる人または、副業でも確定申告が必要になってくる方に少しでも参考になればと思って今回記事を書きます。

まず今回はどういう人が確定申告をしないといけないかについてです。
知ってる方もいると思いますが本業がサラリーマンの方が副業をやっている人は所得が20万円以上あると確定申告しないといけません。

ここで言う所得と言うのは売上(収入)では、なくて売上-経費です。その売上-経費が20万円以上になると確定申告しないといけません。単発的に20万を超えるなら雑所得として申告すればいいんですけど副業が軌道に乗って毎年20万を安定して超えるならきっちり個人事業主の届出や青色申請をして特典を受ける方が節税になります。

そして、この経費と言うのが曲者です。皆さんはレザークラフトに関する物を買ったらすべて経費になると思っていませんか?もちろん最終的にはそうなるのですが会計期間は個人の場合、1月1日から12月31日なんですけどその一年間ですべて経費にならない物もあります。

その代表例が「革の在庫」です。
例えば革の仕入れを5万円分したとします。
そしてその内の2万円分を使って10万円の売り上げがあがったとします。

お金の出入りだけを考えると5万支払って10万入ってきたので所得は5万円だと思われるかもしれませんが実際は5万円仕入れた内の2万円分しか使ってませんので3万円分の革は在庫となります。これは「資産」と言う科目になるのです。ですのでこの場合の本当の所得は10万-5万+3万(在庫分)=8万円が所得となります。本当は自分で革買って自分で製造して自分で販売もするので製造科目と言う科目も出てくるんですけどそこはややこしいので省きます(笑)

要するに経費としてお金を払っても12月31日現在で残ってるものは一旦経費から除外しないといけないと覚えておいてください。

ちなみに今、参考に上げたものは仕入に関するものですが例えば消耗品(糸や接着剤 他)でも期末に大量買い等すると残ってる分はその年の経費に入れられない場合もあります。まぁ個人事業主の場合はほとんど心配することはないですが。ただそれが認められると期末に物を大量に買って経費を増やして所得を下げられるので結果税額の調整が可能だからです。でも、結局来期は大量に買ったものがあるので来期の経費が少なくなってその分所得が増えるだけなんですけどね。

以下、今日のまとめを書いておきます。

1.会社員が副業で20万以上の所得がある人は確定申告をしなければならないこと
2.所得とは売上-経費だということ。
3.経費の中でもお金を支払ったからと言ってその年の経費になるとは限らないと言う事。

この三つの事理解していただけたでしょうか?

次回は、確定申告に関してちょっと話したいと思います。

まめちげ